≪基礎知識≫
倹約令:江戸時代、幕府や大名が公布した倹約強制の法令。財政の緊縮をはじめ、町民に日常生活における分相応の節約を命じたもの。戦時中にも実施。
倹約令の目的:
1.財政を引き締め国費の支出を減らし農民からの税収増を目指す。
2.節約を命じ、力をつけてきた町民、商人、藩主を押さえる。
経過1.水野忠邦の天保の改革は、「享保・寛政の御政治向きに相復し候様」がスローガン。町人の力をそぎ「士農工商の経済」に戻したかったが、失敗し江戸中期には市場経済が成立した。
参考:(wikipedia)
経過2.倹約令に対抗したのは、尾張藩七代藩主徳川宗春。
「贅沢は民の助け」政府や民衆がお金を使うことで市場経済の景気がよくなり、税収が増える。という考え。つまり贅沢には 市場経済活性化の側面があることがわかります。
参考:宗春の特異な政策(wikipediaより抜粋)
経過3.「米沢藩」の上杉鷹山の改革は、倹約令のほかに、産業を興した。つまり贅沢だけでなく、公共事業を実施したことで、雇用が促進されお金を使うだけでなく、お金を生むことが可能となり市場経済がさらに活性化したのです。
参考:米沢観光NAVI
http://www.yonezawa-kankou-navi.com/person/yozan.html
お金の使い方についてAさんとBさんのご意見を紹介します。
①Aさんの意見 「お金は天下の回り物」
お金は 使いたいサービスを使うために存在する。
生きているうちに、やってみたいことを実現するために使いたい。
そして、働いて、新しいサービスや製品を生み出すことで、さらにお金を生み出したい。
試しに、上杉鷹山「飯粮集」「かてもの」からヒントを得て雑草を食料として見直し栽培して販売したい。ほかにもやってみたいことがたくさんある。
②Bさんの意見 「ぜいたくは敵だ!」
お金持ちにはどんどんつかってもらって、(笑)
私は庶民のサラリーマンだから 節約して個人的に貯金したい。出来れば箪笥貯金したい。車は新車に乗りたいけど型落ちの中古車にして、おしゃれなんて絶対しない。だって無駄遣いだから!仕事の洋服は洗濯するけど 部屋着はあまり洗濯しない。洗濯する労力と洗剤が無駄だからね。お友達に 誕生日プレゼントとかちょっとしたお礼の品なんてもってのほか。知人宅を訪問する際も手土産は持っていきませんよ、もったいないですから。食材は 一番安いスーパーの値下げ商品を狙って買います。
ポイントをためて電化製品はもらうことが多いので現金は使いません。
夢とか趣味なんて、特にないですね。・・・
このAさんとBさんが おなじ金額1000万円を宝くじで当てたとします。
さて・・・どっちがうまくつかえるでしょう?
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